最近、ラテアーティスト界隈で人気のWPMのシャープスパウトミルクピッチャー。当店でも15.2ozサイズを取り扱っております。
さて、WPMピッチャーの口コミやレビューを見ると、ラテアートを描きやすいとよく評価されているのですが、それは本当でしょうか?そして、それは他のミルクピッチャーよりも使いやすいのでしょうか?
国内に正規代理店があるミルクピッチャーはすべて使用したことのあるバリスタがレビューします。
15.2ozなのでカップは8~10oz向け
まず、あまりカフェラテを作った経験のない方向けに、15.2ozというサイズ感のお話をします。
一般的に、カフェなどで使われるミルクピッチャーのサイズ感は12oz[約360ml]です。Revolutionピッチャーや、Rhinowares、FBC、M-flyなどなど、国内に正規代理店のあるミルクピッチャーのほとんどがカフェラテ1杯用のミルクを作るためのサイズとして12ozを作っています。
そして、このサイズのミルクピッチャーに合っているラテボウルのサイズは6~7oz(約180~200ml)です。国内の有名どころで言うと、origami、LOVERAMICS、FBC、notNeutralあたりがこのサイズ感のカップを作っています。
カフェで出てくる一般的なサイズがこの6~7zですね!
つまり、WPMの15.2oz[約450ml]というサイズ感は6~7ozというカップには少し大きめのピッチャーであると言えます。
大きいミルクピッチャーだとなにか問題なの?
さて、カップに対して容量が大きいミルクピッチャーはなにが問題なのでしょうか?
別に、大きいピッチャーだからと言ってラテアートが描けないわけではありません。大きくても、全く問題なくアート自体は描けます。
問題は、廃棄のミルク量が増えることです。
ピッチャーの容量に対して、あまりに少ないミルク量だとミルクのスチーミングが安定しないため、15.2ozでは、12ozのときより多少ミルクを増やすことになります。ただ、カップのサイズは小さいため、あまったミルクは捨てることになります。
もし、これさえ許容できるなら、別にWPMの15.2ozピッチャーを6~7ozに使っても構いません。
ただ、以前は国内では15.2ozサイズしか販売されていませんでしたが、最近では12ozもカラーが限定されるものの、少しずつ増えてきました。今後、WPMも12ozサイズが広まっていくかもしれませんね!
ラテアートは確かに描きやすい!
さて、肝心のラテアートに関してですが、WPMのシャープスパウトは確かにラテアートを描きやすい!
WPMのピッチャーを使った方は、よく「ミルクが流れていく」と表現しますが、確かに少し傾けるだけでもスルスルとミルクが流れていきます。
あえて、泡を粗くして作ってみる
そこで、あえてミルクの泡を粗くスチーミングしてどうなるかも検証してみましたが、こちらも問題なし。泡を粗くなると、普通のミルクピッチャーは傾きを大きくしたりと、バリスタの腕で調整が必要なのですが、それもなし。
正直、ラテアートを描くという一点なら、すごいミルクピッチャーです。
↑さっきまでのリーフより明らかに泡が粗いですが、問題なく描けました
ミルクのスチーミングがうまくいかず、アートがうまく描けないという方にはぜひ一度使ってみてほしいピッチャーです。
WPMピッチャーのレビュー
さて、改めてWPMピッチャーのレビューですが、確かに評判通りラテアートはものすごく描きやすいです。多少、スチームの泡の状態にぶれがあっても、泡が勝手に流れていってくれるので、バリスタの多少のミスは道具がカバーしてくれます。
ラテアーティストのように細い線のアートを描くのも問題なくできるでしょう。
ラテアートがうまくいかないという方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
店頭でも販売しておりますので、ぜひ一度手に取ってごらんください!
弊社では、関連店舗のseminar box noteにて初心者向けラテアート講座も開講しております!
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